滋賀の田舎から一転して都会生活

滋賀県出身同級生の2人が大阪、東京よりブログを更新中

<絶対誤差や相対誤差とは?その違いについて> 分析化学の勉強記録その2

こんにちは、おみやです。

みなさんは何か学校の実験なんかで真の値(正確な値)にならずに誤差が出て悔しい思いをしたことはありますか?実験での誤差はほとんどの場合は出てしまうものです。

今回はそんな誤差に関係する話です。

f:id:shigakaratokaihe:20200430140300p:plain

絶対誤差

絶対誤差とは、実際に測ったデータと真の値との差です。

例えば、あるジュースに入っている砂糖の量が100mgだとします。しかし実際に測定してみると98mgだった時、絶対誤差は 100-98=2(mg)となります。

相対誤差

相対誤差とは実際に測ったデータと真の値との差を真の値で割ったものです。相対誤差は百分率や千分率を使って表されることもあります。

上の例を使用すると、実際に測ったデータが98mgで真の値が100mgです。

なので相対誤差を百分率で表してみると(100-98)÷100×100=2(%)となります。

すなわち、真の値から2%ずれているということがわかります。

絶対誤差と相対誤差の意味の違い

絶対誤差のほうが計算が単純で分かりやすい、、しかし絶対誤差は扱う数の大きさの違いで変わります。つまり何が言いたいかというと、上の例で取り扱うジュースの量を1000倍にすると、絶対誤差も1000倍の2000mgになります。1000倍にする前と比較すると1998mgもの違いが出てきます。このように取り扱う量によって絶対誤差は大きくなりますが、相対誤差で考えると同じ2%のずれという結果になります。このようなことが起きてしまうので、データの誤差に対して誤った認識を起こしてしまう可能性もあります。

それに対して相対誤差は取り扱う量を何倍にしても誤差が相対的に表されるので、結果に違いが出にくいといえます。

まとめ

みなさんが普段目にしているデータはどのようにとらえていますか?

テレビやネットのニュースなんかで取り扱われているデータは数を誇張して書かれているときなんかもありますよね、、、、そんなときに絶対誤差と相対誤差について思い出して、冷静な判断をするのが大切なのかもしれません。

 

前回の分析化学の勉強記録はこちら

shigakaratokaihe.hatenablog.com

 

最近の人気記事はこちら

shigakaratokaihe.hatenablog.com

shigakaratokaihe.hatenablog.com

shigakaratokaihe.hatenablog.com