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<重さを量って濃度を求める・重量分析> 分析化学の勉強記録その5

こんにちは、おみやです。

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久々に分析化学の勉強記録を更新します。

更新は久々ですが、勉強はもちろん毎日やってます、。ノート一冊分終わりました。

 

今回は、重量分析について説明していこうと思います。

重量分析とは

化学反応の前後で反応物(既知)と生成物(沈殿)の重量を量ることで、

目的物質の濃度を求める方法です。 

 

簡単にいうと、化学反応式の生成物が沈殿だった場合にその重量から化学量論的に

溶液中の目的物質の含有量を求め、そこから濃度を求めるという方法です。

 

 ん?と思われる方も下に簡単な例を示すのでどうぞ。

溶液中の塩化物イオン濃度の測定

ある水溶液中の塩化物イオン濃度を求めたいとします。

 

塩化物イオンは銀イオンと塩化銀AgClという沈殿を作ります。

 

なので、水溶液中に電解質である硝酸銀AgNO3を加えます。

 

Ag⁺+Cl⁻=AgCl という反応が起こり、塩化銀の沈殿ができます。

 

この塩化銀の沈殿をろ過、乾燥させ重量を量ります。

 

得られた重量から塩化銀が何mol生成されたかを知ることができます。

 

塩化銀と塩化物イオンは化学量論で1:1なので、溶液中の塩化物イオンが何mol含まれていたかを計算することができます。

 

これによって塩化物イオンの濃度もモル濃度も導きだすことができます。

 

<参考> 分析化学 東京化学同人

おわりに

重量分析、おわかりいただけたでしょうか。

けっこうわかりやすく書いてみました、、。

 

それでは、おみやでした。

今回も読んで頂きありがとうございました!

 

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